マンガ.1

読んだ本

 

約束のネバーランド

このマンガがすごい!2018の1位の作品。

1回目から漫画なのはどうなのかと思ったのですが、これしか読み終わってないってことと、自分のブログだからそんなのなんだっていいやんということで。

 

1巻から既刊7巻まで読了。

あらすじから、

主人公は11歳の女の子。孤児院のような場所で、ママとその他子供との暮らしから始まる。

ゆるいハートウォーミングなほんわか漫画かと思いきや、実はシリアスそのもので、そこは人を食べる鬼が幅を利かせる世界で、主人公が住む場所は鬼が食べる人間を育てる農場だったという設定。

決定的な場面を目撃してからいろいろありみんなで協力して脱走を試みる。それを阻む大人であるママとの駆け引き、読み合い。デスノートみたいな感じで、頭の中で考えてることが文字になってよく出てきます。

7巻では脱走を成功させて、当初の目標地点に到着。手がかりから次の旅に出る所まで。

面白いです。

設定がちゃんとしている。策を講じて問題を解決していく、犠牲がありながらも皆さん信念を貫いて頑張ってます。

最終目標が、わかりやすいテーマで農園に残した子供達を助けにいくというものがまずあって、そこに裏のテーマとして鬼の世界をぶっ壊すというのが二重になってある。いろんな立場の思惑が交錯して一致するような、この辺はクレイモアみたいな感じ。

現状は逃げの一辺倒なので、これから鬼を相手にどうやって戦うのか、そこ次第でもっと面白くなると思う。

ギガントマキアみたいなファンタジー色を感じる作画、設定はSFミステリーのそれ。もうなんでもありだし、魔法とか使い出してきても文句は出ない。

漫画のバランスっていうのはとても難しい。

僕が好きな漫画である、ジョジョシリーズ、特に好きなのが4部。杜王町という限られた舞台で起こる変化、その中心にある大きな悪に少しずつ近づいていき立ち向かう。シンプルでありながら、張り巡らされた伏線、それが絡まり合い最後一直線に結末へと向っていく所がすごい。

ジョジョには舞台、設定、能力、キャラクター、シリーズそれぞれで違う試みをしてるから読者も作者も飽きずにできているのかなと思う。

現状でもかなりのスケール感を感じられるのでどう収まるのか今後期待。10巻あたりでスタンドとか出てきたら面白いのに。

まだまだ発展途上、到達具合は2割も行ってないんじゃないかなあ。個人的には脱走は3巻くらいで収めないとボリューム出すぎちゃうんじゃないかなと思ったけどどうなるのかな。のろのろいかれたらたまらんけど、アイディア止まらへんのやろな。あれでも頑張って削ってそうだし、まぁ丁寧でいいけど。

楽しみにしてます。