マンガ.2

おはようございます。

引きこもりが外に出ると雪が降っていて、ニュースでやっている記録的寒波とは現実なんだなと思いました。

 

ドロヘドロ

既刊22巻読了。

魔法使いと悪魔と人間があーだこーだする話です。

世界観に引き込まれてどんどん読み進めてしまいました。謎や伏線が多く、読まなわからへんという事で次々行き、まだモヤモヤしております。完結しないと治らないでしょう。さて22巻の時点ではすでにクライマックスにかなり近づいていて、次巻で最終決戦になるであろうという進行度。

出だしが人間世界なので、人間目線で見始めてしまうのですが、そうすると後から出てくる魔法使いが全員悪役に見えてしまいます。実際結構悪い奴らなのですが、生きてる世界が違うのでしょうがない。魔法使い側の世界も知るにつれてこっちも悪くないじゃんという謎の居心地の良さに包まれる。

まぁ、内容としては、主人公がトカゲ人間で、ギョーザ職人の友達と自分のルーツを探す物語です。

基本構造としては魔法使いの世界と人間世界が別の空間にあって、魔法使いだけが出せるどこでもドアでたまに人間世界を訪れ、人間を練習台に、駆け出しの魔法使いが魔法を使って危害を加えたりして帰ります。扱いひどいですけど能力を持たないものなんてそんなもんです。

そんなんで、人間は魔法使いが怖くて嫌い。魔法使いは人間のことをどうとも思ってない。悪魔っていうのはエリート魔法使いが練習したらなれます。悪魔は最強でまさに傍若無人。危ない存在ですが、割と私情が多く挟む優しい奴が多い。

そんなんでトカゲ人間は魔法被害に遭い顔だけトカゲになっちゃった人で、記憶が無く存在自体が謎なのでどうにかしようと頑張ります。そういう話です。

 

結構人死ぬのですが、怪我全快したり、生き返ったり無茶苦茶します。それも全て魔法によるもの。そもそも魔法はそれぞれに一つだけ生まれ持った個性みたいなもので、使えるものが決まっています。珍しい魔法が使えると重宝され、悪くて偉い人に良いように使ってもらえます。こういう能力制限がある中で上手いこと物語が進んでいく所が好き。

グロテスクでブラックで下品で不快になりそうな作風ですが、コミカルでユーモアで軽く読めるところが独特な魅力だと思う。

ものすごい複雑な内容なのに全て最初から決まってたみたいに謎や伏線を回収していくのがすごい。

一貫して作者主導で好きに描いてる感じがあって良い。空想の世界を描きながら面白い日常を伝えながら、進んでないようで進んでて、テーマもバチバチに練られてるのに適当に書いてある感じ。笑

キャラクターが見た目完全に怖いんだけどどうしようもなく可愛くて愛おしいんです。たぶん人気でベタだと思うけど恵比寿とキクラゲが好き。

はよ次の巻出て〜 気になる続きは…

混沌の中。それが………ドロヘドロ